「クオリア立国論」読了

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年末、東京駅の売店で、ふと茂木健一郎氏の本が目に入ったので、そういや読んだ事無いなと思い衝動買いして読んでみました。

 評価:★★★★☆

そもそも、「クオリアってなにさ?」と思っていたのですが、ちゃんと意味も書いてありました。

・人間が心の中で感じる様々な質感のこと

とのことです。最初、なんのこっちゃいと思っていたのですが、例え話しなど、読み進んでいくうちに、なんとなく理解できました。感性そのもの。日本人の得意分野やないか、そう感じました。(正しくは読んでみてねw)

これまで、科学の進化にとって重要視されていた記号(数値化しうるもの)消費の時代から、そうではない部分、クオリア(感性)消費の時代に移り変わる。(もしくは、移り変わっている)という現代と未来の話し。

機械仕掛けの追及を心みている中、人間の心のあり場所が無かった。それが記号消費時代。それが今、またはこれから、例えば芸術品といった価格のつけずらいものを愛でるような、クオリア(感性)から派生する時代に移り変わっていく。

その中で、この美しい四季を持つ日本で暮らす日本人が、もともと持ち合わせていた感性、美意識、おもてなしの心など日本文化は、もっと日本人が自信を持ってよいし、もっと世界に発信していくべきだ、と説いております。

これは、まさしくその通りだと思います。日本人は、もっと日本の素晴らしい文化に目を向けたほうが良いと思うし、それを世界に向けて輸出できるくらいのものを持っていると感じている。

本書での、旅館の話しも、料亭の話しも、茶の話しも、手入れの話しも、ジャパンクールの話しも、まぁ、いつも父から聞かされているからってこともあるけど、ものすごく納得というか共感できたし、ものすごく大切な心が書かれている。(書かれていない事も含めて他にもまだまだあるけど)

なんだろう、、まだ、私は各論でしか、もしくはあいまいな感情でしか理解が出来ていないのだけれど、この感性は、もっともっと磨きたいし、磨かなければならないと思っているし、ところどころで、強制的にでも感じるようにしている。

そんな、日本人の素晴らしい感性や、創造性を、もっと世界に輸出して、それでご飯を食べていこうというのが本書のテーマになってます。これは、なんどか読み返して、実際に自分の感性で感じて、また読み返してと、そうしたいと思える本でした。

クオリア立国論
クオリア立国論

・前の記事 : 人に、聞ける、という有難さ。
・後の記事 : 先斗町のすきやき「いろは」




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