「R25のつくりかた」読了

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これは、120%共感。とにかく、必読本だ。(それって、おれがR25世代だから?w)

 評価:★★★★★ (amazonのレビューはまだなかった)

以前、R25前編集長藤井氏の講演を聴いたことがあるのですが、そのときのことを思い出しながら読んでました。そのときも、ものすごく共感したし、勉強になったのですが、改めて、ものすごく、おもしろかった。

第四章までは、以前聴いた講演(プロジェクト発足から創刊まで)のオフレコ部分を抜いた形で、ほぼ一緒だったと思うけど、第五章と第六章は、もうね、全てここに転載したいくらい、広告に携わる者にとって、いや、ビジネスマンとして、超、共感できるし、超、大切なことが書いてあった。

これは、私の感想より、中身を見てほしい。。ちょっとだけ引用してみたいと思います。


リサーチデータですべてが見えたりしない

人間とはもっとややこしくて難しくて面倒臭い存在のはずではないか・・・。人は簡単に本音を語らない。

⇒この視点が、もんのすごく大切だと思うんですよね。

読者と作り手と広告主のいずれにも価値がある

ステークホルダーのベクトル全てを意識して、かつその三辺を伸ばすことで、正三角形の面積を広くする。

⇒広告代理店も、本来的にそうなんじゃないかなぁ。

いまも読者からの評価をシビアに問う

その企画やアイデアが、メジャーなのかマイナーなのかをわかっているかどうかで、タイトルの構成や制度が変わる。

⇒知らないでするのと、知っていてするのでは、アプローチが大きく変わってくる。

起きていることを冷静に見つめること

メジャーなミュージシャンほど「あのバンド、いいよね」なんて正面切って言えない恥ずかしさがある。でも、ちゃんと聴かれているし、売れていたりする。

音楽R25、理系R25、サッカーR25など横軸展開

そうできるブランドになったのがR25の強さで、M1層におけるインフラ的存在な気がする。

すべてWebで見られる、という挑戦

コンテンツを軸とした成功モデルはあるはずです。おそらく答えはWebやモバイルの世界の中にあるのではなく、リアルとの接続にあるのではないかと思っています。

M1層をだれよりも理解した存在になる

アンケートを配っても「こんなふうに答えておけばいいでしょう」「欲しい答えはこれですよね」という雰囲気があるし、実際そう語る人もいます。また、ネット調査では、もっと本音が見えにくい。しかも難しいのは、しゃべっている本人すらも、実は自分が本当に思っていることを認識していない場合が少なくないことです。言葉にできない、と言ってもいいかもしれません。

⇒育った環境だと思う。自宅・学校・職場などでそう求められてきた層なんじゃないかな?

新聞より親近感、インターネットより信頼感

常にイノベーションを起こし続けなければいけないというのが、いまの世の中に必要とされるスタンダードではないかと思うのです。

あとがき

彼ら(M1層)のピュアすぎるまじめな側面を、未来を疑問視しながらもそれでも希望を持って生きなければと奮闘している姿を、たくさん見てきました。冷めている、と感じるのは上の世代が若い世代に託すべき未来の姿を提示していないから、なのかもしれません。

⇒私は、後進に、夢や希望を、未来を、具体的に示していくことを自分に課したい。


こんな時間に興奮して長くなってしまいました。。もいちど、さらさらと読み返しながら思ったことは、(当たり前だけど)この本1冊全てで、ひとつ。だということでした。すげぇ、藤井氏が、理想の兄貴的に見える。何回も読み返す本になるでしょう。

「R25」のつくりかた (日経プレミアシリーズ)
「R25」のつくりかた (日経プレミアシリーズ)

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コメント(3)

出版不況や雑誌不振が伝えられる中、『R25』誌の一人勝ち(しかも、無料誌!)だから、新聞書評が本書を高く評価したのも当然でしょう。
しかし、一方で伝統的な雑誌人や編集者たちからは、『R25』誌のビジネスモデルへ公然とした反発が有るのも、また事実です。曰く、「商業主義に汚れた雑誌」「製品の広告文だらけの内容」「広告主に魂を売った編集方針」・・・等々。
そうした批判に対し、藤井氏からの反論(回答)が、本書の第5章(M1世代とM1商材を結びつける)や第6章(さらにビジネスを広げるために)かもしれません。
「紙メディア」「速報性の機能を捨てた情報誌」「新聞より親近感、インターネットより信頼感」など、氏の編集コンセプトには、業界人(出版界)もこの際 謙虚に耳を傾けるべきです。

南平岸さんコメントありがとうございます!

なるほど。そんな背景もあったのですね。
氏の編集コンセプトは、いろんな業界、いろんなビジネスにも通じるものだと感じました。「謙虚に耳を傾ける」姿勢、大切にしたいですね!

また、10年後、読み返してみたら、また違った面白さもあるのかなとも思いました。

ちょくちょく「リニューアルしたことが分かりやすいリニューアル」「挑戦したことがわかりやすい挑戦」をしていたことも勢いを保ち続けられた成功の要因じゃないかなと個人的には思います。

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